毎日同じような材料で、同じような味のものを作って、1人で食べる。

気づけば自炊が「やらなきゃいけない作業」になっていた。そんな夜はありませんか。

まさ

料理が嫌いになったわけじゃないのに、台所に立つ気が出ない…

その疲れは、料理の腕ややる気のせいではありません。

飽きの正体は、もっと手前にあります。

疲れているのは「作ること」より、毎日「何を作るか決めること」のほうです。

僕は飲食業に15年以上いて、今も自炊が基本です。それでも、同じものが続く時期はあります。

のぶ

献立を増やさなくても、飽きた夜はちゃんと立て直せますよ。

この記事では、変化を足しすぎない立て直し方と、飽きた日の1食を気持ちよく任せる選び方をまとめました。

この記事で学べること
  • 自炊に飽きる原因が、料理ではなく「毎日の決める作業」にあると分かる
  • 献立を増やさずに、味付けだけで変化を出すやり方が分かる
  • 飽きた日の1食を、罪悪感なく「ご褒美」として任せる考え方が分かる
  • 自分の悩み(味・冷凍庫の広さ)から、ご褒美の1食を選べるようになる

自炊に飽きたのは、料理が嫌いになったからじゃない

自炊に飽きると、「自分は料理に向いていないのかも」と考えてしまいがちです。

でも、飽きは続けてきたからこそ起きるもの。まずは、その夜の状態を言葉にしてみましょう。

同じ材料、同じ味、同じ皿が続く夜

スーパーで手に取るのは、いつもの肉と、いつもの野菜。

帰って作るのも、だいたい同じ炒め物か煮物です。

まさ

また今日もこれか…って、食べる前から思ってしまう。

「おいしそう」と思えないまま、箸だけが動いている。

一人暮らしの自炊は、こんな流れで少しずつ作業に変わっていきます。

自炊が「作業」になるまで
  • 失敗しない、いつもの材料を選ぶ
  • 手順を覚えている、いつもの料理を作る
  • 誰にも何も言われず、黙って食べる
  • 明日もたぶん同じになる、と分かっている

どれも、忙しい毎日を回すためのちゃんとした工夫です。

「飽きた」は手抜きのサインではない

飽きたと感じると、「ちゃんとやれていない」と自分を責めたくなります。

でも、順番は逆です。

飽きるのは、毎日きちんと作り続けてきた人にしか起きません。

作っていない人は、飽きることもできないからです。

ひかり

飽きたって、それだけ続けてきた証拠なんだね。

だから、ここで気合いを入れ直す必要はありません。

見直したいのは、自炊のどこで疲れているのかという仕組みです。

飽きたときに、やりがちなこと
  • 新しいレシピを一気に増やそうとする
  • 「ちゃんと作らなきゃ」と気合いを入れ直す

→ どちらも、疲れている場所をそのままにしてしまいます

飽きの正体は、毎日の献立を決める判断

料理の腕のせいではないとしたら、どこで疲れているのか。

答えは、包丁を持つ前の時間にあります。ここで、自分の疲れがどこから来ているのかを確かめておきましょう。

料理がしんどいのは、作る前の「決める」

料理がしんどい本当の原因は、調理そのものより、その前の「献立を考えること」にあると言われています。

献立を決めるとき、頭の中では3つのことを同時に判断しています。

献立を決めるときに、同時に考えていること
  • 食材の在庫:冷蔵庫に何が残っているか
  • 栄養バランス:昨日も肉だった、野菜が足りない
  • 割ける時間と体力:今日はどこまで手をかけられるか

この3つを毎晩まとめて考えるのは、仕事の段取りを組むのとあまり変わりません。

1日の終わりに、もう一度段取りを組んでいる。それが料理のしんどさの正体です。

一人暮らしは、その判断を毎日1人で背負う

家族がいれば「今日は何がいい?」と聞けますが、一人暮らしではそうはいきません。

決めるのも、作るのも、片付けるのも、全部自分です。

まさ

考えるのが面倒で、結局いつもの炒め物にしちゃう。

考える力が残っていない日は、失敗しない「いつもの」に落ち着きます。

それが何日か続くと、マンネリになる。

同じものが続くのは、疲れた頭が「今日は決めない」を選んだ結果。悪い選択ではありません。

「新しい料理を覚える」は、判断をさらに増やす

飽きたとき、つい「レパートリーを増やさなきゃ」と考えます。

でも新しい料理は、材料選び・手順・味の加減と、決めることがいっぺんに増えます。

飽きたからレシピを増やすと、疲れの原因である「決める量」まで一緒に増えてしまいます。

立て直すなら、決めることを増やさずに変化を出す方向で考えます。

のぶ

増やす前に、減らせる「決める」がないか見てみましょう。

自炊1回に、買い物から片付けまでどれくらい時間を使っているのか。全体像を一度見ておきたい人は、こちらも参考にしてください。

料理好きの僕でも、同じものは続く

ここで少し、僕自身の話をさせてください。

飽きの話をしておきながら、僕は自炊に飽きたことがありません。それでも、マンネリにはなります。

僕は自炊が基本で、飽きたことはない

僕は料理が好きです。濃い味のものが苦手なので、外で食べるより手作りのほうが口に合います。

ひかり

料理が好きなら、マンネリとは無縁そう!

そう思われるかもしれませんが、料理が好きかどうかと、同じものが続くかどうかは別の話です。

僕の自炊の前提
  • 自炊が基本
  • 料理は好き
  • 濃い味が苦手で、手作りのほうが好き

それでも、マンネリで同じものが続くことはある

料理が好きでも、毎日のことになると、同じものが続く時期はあります。

飽きたことはなくても、マンネリにはなる。

そういうとき僕がやっているのは、味付けを少し変えるといった工夫です。

やっていることは、それくらい小さな工夫です。

僕のマンネリ対策:味付けを少し変える

だから「飽きない工夫」より「続いても困らない工夫」

マンネリをゼロにするのは、料理が好きな人でも難しいことです。

それなら、同じものが続くこと自体は受け入れて、続いても困らない形にしておくほうが現実的です。

目指すのは、マンネリになっても立て直せる状態です。

立て直し方は2つあります。1つは、僕もやっている「味付けを変える」。もう1つは、飽きた日の1食を誰かに任せることです。

のぶ

どちらも、決めることを増やさないのがポイントです。

料理好きの僕がマンネリとどう付き合っているかは、noteでも書いています。

料理が好きでもマンネリになる話を、もう少し読みたい人へ
▶ 【自炊に飽きた夜に】飽きは、毎日作り続けてきた人にだけ来る

立て直し1:献立は変えずに、味付けだけ変える

1つ目の立て直しは、僕もやっている方法です。

新しい料理は覚えずに、いつもの献立のまま「味付け」だけを変えます。決めることを増やさずに、食卓に変化を出せます。

変えるのは1か所だけ

疲れの原因は、毎日の「決める」ことでした。

だから変える場所は、1か所に絞ります。

変えるもの・変えないもの
  • 変えない:買う材料/作る料理/手順
  • 変える:味付けだけ

材料も手順もいつもどおりなら、買い物で迷うことも、作り方を調べ直すこともありません。

決めるのは「今日は何味にするか」の1つだけ。

それだけでも、同じ料理を食べたときの印象は変わります。

味付けの変え方は、手持ちの調味料の範囲で

味付けを変えるといっても、新しい調味料を買い足す必要はありません。

買い足すと、また「何を買うか」を決めることになるからです。

まさ

うちにあるのは、しょうゆと塩とポン酢くらいだけど…

それで十分です。例えば、いつもの炒め物なら、こんな変え方があります。

例えば、いつもの炒め物を
  • しょうゆ味 → ポン酢でさっぱり
  • 塩味 → こしょうを多めにきかせる
  • しょうゆ味 → 仕上げにバターを少し

さらに、週の中で味の順番を決めておくと、「今日は何味?」も考えずに済みます。

味の順番まで決めておけば、毎晩の「決める」はさらに減ります。

作る手間と片付けは、別で軽くする

味付けで変化は出せても、作って片付ける手間は変わりません。

そこは味付けとは別に、軽くしておきます。

僕は皿の数を減らすために、プレート料理にしています。

ひかり

1枚にまとめれば、洗う皿も少なくて済むね!

片付けの手間を減らす話は、洗い物の記事で詳しく書いています。

立て直し2:飽きた日の1食は、ご褒美として任せる

2つ目は、飽きた日の1食を、作らずに任せる方法です。

「手抜き」と感じてしまう人ほど、呼び方を変えるだけで選びやすくなります。

「手抜き」ではなく「ご褒美」と呼び直す

出来合いや冷凍食品に頼ることに、うしろめたさを感じる人は少なくありません。

家庭で料理を担う人の5割弱が、そうした罪悪感を持っているという話もあります。

まさ

自分で作れるのに買うのは、なんだかサボってる気がする…

でも、毎日作り続けてきたから飽きたのです。その1食は、続けてきた自分への休憩です。

僕は、飽きた日はnoshのような宅配弁当で「ちょっとご褒美」にするのもいいと思っています。

作らない1食を、「手抜き」ではなく「ご褒美」と呼ぶ。

1食任せると、90分が10〜15分になる

自炊1食には、買い物から片付けまで、見えないところで約90分かかっていると言われます。

宅配弁当なら、それが10〜15分ほどに縮みます。

1食あたりにかかる時間の目安
  • 自炊:買い物から片付けまで約90分
  • 冷凍宅配弁当:約10〜15分

容器は捨てるだけなので、洗い物がほとんど出ません。僕もnoshを食べたとき、容器を捨てるだけで洗い物が減って楽でした。

ひかり

決めなくていいし、洗わなくていいのは大きいね!

冷凍=まずい、はもう古い

「冷凍のお弁当は味が落ちる」と思っている人もいるかもしれません。

まさ

冷凍って、べちゃっとしたイメージだった…

家庭の冷凍庫でゆっくり凍らせると、氷の粒が大きくなって食材を傷め、解凍したときに旨味を含んだ水分が流れ出てしまいます。

宅配弁当の工場では、マイナス30〜40℃で一気に凍らせる「急速冷凍」を使っています。氷の粒が小さく済むので、解凍しても水分が流れ出にくく、食感が残ります。

「冷凍だから」と、最初から候補から外さなくて大丈夫です。

冷凍庫に何食か置いておく

ご褒美の1食は、思い立ったときにすぐ出せることが大事です。

飽きた日に限って、注文する気力も残っていないことがあるからです。

僕は、noshを冷凍庫に3食ストックしていて、疲れてすぐ食べたいときに出しています。

冷凍庫に数食あれば、「今日はご褒美にしよう」と決めたその日に食べられます。

浮いた時間を、家事全体の中でどう使うかまで考えたい人は、こちらも読んでみてください。

ご褒美の1食は、悩みから1社に絞る

ご褒美にするなら、どれを選べばいいのか。

宅配弁当はサービスの数が多く、比べ始めるとそれ自体が新しい「決める」になります。ここでは、悩み別に1社へ絞る考え方だけ押さえておきましょう。

味・手作り感を優先するなら

「どうせならおいしいものを」という人には、味の作り込みに力を入れているサービスが向いています。

味・手作り感を優先したい人向け
  • DELIPICKS(デリピックス):星付きレストラン出身の元フレンチシェフが監修

ちなみに、僕が食べたnoshは普通においしかったです。

ひかり

ご褒美なら、ちょっといい味のほうがうれしいかも!

冷凍庫が小さいなら

一人暮らしの冷凍庫は、もともと広くありません。容器の厚みで、入る数が大きく変わります。

冷凍庫が小さい人向け
  • DELIPICKS、Meals(ミールズ):容器の厚さ2.5〜3.0cmの薄型
  • よくある4.5cm厚の容器より、約1.5倍の数を入れられる

容器1つあたりの大きさは、noshが約1.34L、Mealsが約0.96Lです。

冷凍庫の空きが10Lあるとき
  • nosh:約7食(1.34L×7=約9.4L)
  • Meals:約10食(0.96L×10=約9.6L)

頼む前に、何食入るかを測る

いちばん避けたいのは、届いてから冷凍庫に入らないと気づくことです。

注文を確定したあとに「冷凍庫に入らない」と気づいても、初回分はすでに出荷の手配が済んでいてキャンセルできず、届いた分を捨てることになった。そんな相談例が、国民生活センターに寄せられています。

注文の前に、冷凍庫の空いている場所の縦・横・高さを測っておくと安心です。

もう1つ見落としやすいのが送料です。クール便の送料は地域で差があり、北海道・沖縄などでは1,500〜2,500円近くかかるケースもあります。

頼む前のチェック
  • 冷凍庫の空き(縦×横×高さ)を測った
  • 入る食数を、容器の大きさで計算した
  • 送料も含めた1食あたりの値段で比べた(本体価格×食数+送料 ÷ 食数)

まとめと次の一歩

自炊に飽きた夜にやることは、多くありません。

決めることを増やさずに、変化と休憩を1つずつ足すだけです。

自炊に飽きた夜の立て直し方
  • 飽きの正体は、料理ではなく毎日の「決める」疲れ
  • 1つ目:献立はそのまま、味付けだけ変える
  • 2つ目:飽きた日の1食は「ご褒美」として任せる
  • 任せる1食は、味か冷凍庫の広さで1社に絞る

飽きたのは、毎日作り続けてきたからです。もっと頑張る方向で立て直す必要はありません。

決めることを1つ減らせば、明日の台所は少し軽くなります。

のぶ

まずは冷凍庫に、ご褒美の1食ぶんの空きを作っておきましょう。

ご褒美の1食をどれにするか、比べてから決めたい人のために、冷凍宅配弁当をまとめたページを用意しています。

nosh・DELIPICKS・Mealsを含む5社の特徴を、1社ずつ紹介しています。

飽きた日の1食を、悩み別に選びたい人へ。
「一流シェフの味をご褒美に」から「冷凍庫に収まるか」まで、5社の特徴を並べています。

40代から始める冷凍宅配弁当
40代の夕食作りに絶望した夜へ!最短5分で整う冷凍宅配弁当5選 毎日、仕事や家事、育児に追われ、夕食の時間になる頃には疲労困憊で1歩も動けないほど疲れ果てていませんか? 「今日の夜ご飯、どうし...