乾燥までおまかせにできたら、干す手間も取り込む手間もなくなる。でも値段を見た瞬間、手が止まる。「こんなに高いのに、買って後悔したらどうしよう」。

みさき

高い買い物だから、失敗だけはしたくないのよね

のぶ

僕もまだ買えてない。いちばんの理由は値段なんだ

僕はドラム式を家で使ったことがない。使ったのはコインランドリーだけで、そのときの乾燥がふわふわで良かった。だから欲しい気持ちはある。

ただ、後悔した人の声を並べてみると、不満はだいたい同じところに集まっている。

その多くは、買う前に確かめられることだった

この記事では、ドラム式洗濯機で後悔した人の不満と、買う前にできる確かめ方を、まだ買っていない側の目線で整理する。

この記事で学べること
  • ドラム式洗濯機で後悔した人の不満が、どの5つに集まるか分かる
  • 自分の暮らしがその5つに当てはまるか、買う前にチェックできる
  • 大きなお金をかけずに、乾燥の仕上がりを試す方法が分かる
  • 縦型とドラム式のどちらが自分に向いているか、言い切れるようになる

ドラム式洗濯機で後悔した人の不満は、5つに集まる

ドラム式洗濯機で後悔した人の不満は、乾燥の仕上がり・手入れ・泥汚れ・置き場所・値段の5つに集まる。

この章では、まず5つを並べて、どれが自分に関係ありそうかを見ておきたい。1つずつの中身は、次の章から順に見ていく。

不満5つを先に一覧で見せる

後悔の声をまとめた記事をいくつか見ると、不満の中身はよく似ている。

ドラム式洗濯機で後悔した人の主な不満
  • 乾燥の仕上がり:シワが増える、縮む服がある、生乾きのにおいが残る
  • 手入れ:乾燥フィルターの掃除がほぼ毎回ある
  • 汚れ落ち:泥汚れは縦型のほうが得意
  • 置き場所:防水パンに入らない、家の中まで運び込めない
  • 値段:本体が高く、壊れたときの修理代もかさむ

参考にしたのは、家電製品アドバイザーがユーザーに聞いた結果をまとめた記事(時短家電ナビ

まさ

思ってたより、買ったあとの話が多いんだな

値段以外の4つは、店で本体を眺めているだけでは見えにくい。使い始めて、毎日の洗濯の中で出てくる不満だ。

ただし、どれも買う前に確かめる方法がある

共通点は「機械が悪い」じゃなく「暮らしとのズレ」

5つを並べてみると、どれも「機械が壊れている」という話ではない。

ひかり

同じ洗濯機でも、満足している人は多いんだよね

乾燥をほとんど使わない人には、毎回のフィルター掃除は手間だけが残る。泥汚れの多い家なら、縦型のほうが合う。同じ機種でも、何を洗うか・乾燥を使うか・どこに置くかで評価が割れる。

暮らしの形後悔につながりやすい不満
乾燥はたまにしか使わない手入れ・値段
部活のユニフォームや作業着など、泥汚れが多い汚れ落ち
洗面所が狭い、防水パンが小さい置き場所
縮みやすい服やおしゃれ着が多い乾燥の仕上がり

表の中で、自分の暮らしに当てはまる行があれば、そこが後悔しやすい場所になる。

大事なのは「ドラム式が良いか悪いか」ではなく、「自分の暮らしに合うか」を買う前に確かめること

後悔①②:乾燥を使わなくなる・手入れが続かない

ドラム式を買う人のいちばんの目当ては、乾燥機能だと思う。だからこそ、後悔の声が多く集まるのもこの2つだ。

この章を読めば、乾燥と手入れのどこでつまずきやすいかが先に分かる。

乾燥の仕上がりが合わず、結局干すことになる

よく聞く後悔が「乾燥を使わなくなって、結局干している」というものだ。

みさき

干さなくていいと思って買ったのに、また干してるのよ

原因は、乾燥の仕上がりが自分の服に合わないことが多い。

乾燥で起きやすいこと
  • シワが増えて、アイロンが要る服が出てくる
  • 縮む服、傷みやすい服がある
  • 乾ききらず、生乾きのにおいが残ることがある
  • 洗濯できる量と乾燥できる量が違い、詰め込むと乾かない

服のタグの洗濯表示に「タンブル乾燥禁止」の記号(四角の中に丸、その上に×)が付いている服は、そもそも乾燥にかけられない。仕事着やおしゃれ着にこの記号が多いと、乾燥を使える日は思ったより少なくなる。

乾燥を使えない服が多いほど、「干さなくていい」は遠のく

乾燥フィルターの掃除を毎回する手間

もう1つの後悔が手入れだ。乾燥を使うと、服から出たホコリがフィルターにたまる。

乾燥フィルターのホコリは、基本的に乾燥のたびに取る。ほかにドアのゴムパッキン、排水フィルター、洗濯槽の掃除もある。頻度は機種で違うので、取扱説明書で確かめたい

手入れを後回しにすると、乾きが悪くなったり、においの元になったりする。手入れの一覧は、CLASの後悔ポイントの記事

まさ

毎回か…。フィルター掃除とか続く気がしない

僕も掃除は苦手で、100均の掃除シートを使い捨てにする手抜きで回している。手入れも同じで、完璧を目指すより、手を抜いても回る形を先に決めておくほうが続きやすい。

後悔③④:泥汚れが落ちにくい・置き場所が合わない

乾燥と手入れのほかに、暮らしの形によって効いてくる後悔が2つある。何を洗うか、どこに置くかだ。この章を読めば、自分の家で当てはまるかどうかを先に確かめられる。

泥汚れが多い家は、縦型のほうが得意

ドラム式と縦型では、そもそも洗い方が違う。

ドラム式縦型
洗い方たたき洗い・もみ洗い衣類どうしをこすり合わせて洗う
得意な汚れ皮脂汚れ泥汚れ・がんこなシミ
水の量少なめたっぷり

比較サイトのマイベスト

みさき

子どもの部活着、泥だらけで帰ってくるのよね

部活のユニフォームや作業着のように、泥汚れが毎日出る家では、ドラム式に替えても下洗いの手間が残りやすい。

逆に、ふだんの汗じみや襟の汚れ(皮脂汚れ)が中心なら、ドラム式の得意な側に入る

防水パン・扉の向き・運び込む道を、買う前に測る

もう1つは、買ってから「置けない」「入らない」と分かる後悔だ。ドラム式は縦型より大きくて重い。

買う前に確かめたい3つ
  • 防水パン(洗濯機の下の受け皿)の内側の大きさに収まるか
  • 扉が開く向きと、開けたときに壁や洗面台に当たらないか
  • 玄関・廊下・洗面所のドアを通って、設置場所まで運び込めるか

ドラム式の扉は横に開くので、扉の前に人が立てる空間も要る。扉の開く向き(右開き・左開き)を選べる機種もあるので、壁の位置と合わせて見ておきたい。

まさ

本体のサイズしか見てなかったな…

本体の幅と奥行きだけでなく、置く場所のまわりと運び込む道まで測っておくと、届いた日に慌てずに済む。

必要な寸法は機種ごとに違う。メーカーのサイトや取扱説明書の「設置条件」で確かめてから選ぶ

後悔⑤:値段と、壊れたときの修理費

最後の1つは、買う前からいちばん気になる値段の話だ。僕がまだドラム式を買えていないのも、ここで止まっているから。

この章では、値段の後悔を「本体の値段」と「買ったあとの出費」の2つに分けて見ていく。

僕がまだ買えていない理由は、値段が高いこと

乾燥がふわふわなのは知っている。買いたい気持ちもある。それでも買えていない理由は、シンプルに値段が高いからだ。

まさ

分かる。洗濯機にその金額か…ってなるよな

実際、後悔の声を集めた調査でも、不満の上位に来ているのは価格の高さだった。(時短家電ナビ)。

値段で迷うのは、自分だけじゃない

ただ、値段そのものは買う前に分かっている。後悔につながるのは、「この値段を払ったのに、使わない・合わない」と感じたときだ。

値段の後悔は、実は①〜④の後悔とセットで起きる。高いのに乾燥を使わない、置けない、だから「高かった」が残る

本体が高いぶん、壊れたときの出費も大きい

値段の後悔は、買ったときだけでは終わらない。

買ったあとにかかるお金
  • 修理代:つくりが複雑なぶん、直すときの費用がかさみやすい
  • 電気代:乾燥をよく使うほど増える
  • 買い替え:高い機種ほど、壊れたときの決断が重くなる

修理費の高さはCLASの記事

ひかり

本体の値段だけ見てると、そこは見落としがちだよね

買う前に、保証の期間とメーカー修理の窓口、店の延長保証があるかまで見ておくと、「壊れたらどうしよう」の不安は小さくできる。

値段で迷ったら「本体の値段」だけでなく「何年使って、壊れたらどうするか」まで決めてから比べる

それでも欲しくなる理由は「乾燥のふわふわ」

ここまで後悔の話を5つ並べてきた。それでも僕がドラム式を欲しいと思っているのは、乾燥の仕上がりを一度知っているからだ。

この章では、後悔と引き換えに何が手に入るのかをはっきりさせておきたい。

コインランドリーで使って、乾燥がふわふわで良かった

僕がドラム式を使ったのは、家ではなくコインランドリーだ。

のぶ

乾燥が終わった服がふわふわで、これは良いなと思った

家で使ったことがないぶん、手入れや置き場所の苦労はまだ知らない。知っているのは、乾燥の仕上がりのほうだけだ。

僕の「欲しい」は、あの乾燥の仕上がりから来ている

ドラム式の乾燥は、ドラムを回して服を持ち上げては落としながら、温かい風で乾かす。外に干すときとは乾き方が違うので、仕上がりの手ざわりも変わる。

後悔①で見たように、服によってはシワや縮みが出る。ふわふわに仕上がるかどうかは、洗う物しだいでもある

干す・取り込むが無くなるのが、ドラム式のいちばんの価値

仕上がりのほかに、ドラム式で手に入るのは時間だ。

乾燥まで使うと無くなる手間
  • 洗濯物を干す
  • 天気を見て、外か部屋かを決める
  • 乾いた物を取り込む

乾燥機付きの洗濯機は、洗う・脱水・乾かすまでを全自動で終わらせ、干す・取り込む手間をなくす家電として整理されている。家の中で乾かしきれるので、天気や花粉を気にしなくていい。

みさき

雨の日に部屋干しの場所を探さなくていいのは大きいわね

後悔の5つは、どれもこの価値を十分に使えなかったときに出てくる。

ドラム式に払うお金は「干す・取り込む時間」への代金。その時間が自分の暮らしで本当に浮くかを、買う前に確かめたい

買う前に後悔を防ぐ試し方3つ

後悔の5つは、どれも買う前に確かめる方法がある。

この章では、大きなお金をかけずにできる試し方を3つに絞って紹介する。順番に進めれば、「自分の暮らしに合うか」が買う前に見えてくる。

1つ目:コインランドリーで乾燥の仕上がりを試す

まず確かめたいのは、自分の服やタオルが乾燥でどう仕上がるかだ。コインランドリーなら、本体を買わずに乾燥を試せる。

コインランドリーで見ておきたいこと
  • ふだん使っているタオルの手ざわり
  • よく着る服にシワが出るか
  • 縮みやすそうな服が縮まないか(洗濯表示を先に確認する)

持っていく服は、洗濯表示で「タンブル乾燥禁止」が付いていないものを選ぶ。

コインランドリーの機械は、家庭用のドラム式とは別の機械。仕上がりは「目安」として見る

高い物を買う前に、先に試して合うかを確かめる。この考え方は、寝具のお試しの記事でも書いている。

2つ目:置き場所と運び込む道をメジャーで測る

次に、後悔④の「置けない・入らない」を先につぶす。必要なのはメジャー1本だ。

測っておく場所
  • 防水パンの内側の幅と奥行き
  • 洗濯機の上にある蛇口の高さ(本体に当たらないか)
  • 扉を開けたときに、前に立てる空間があるか
  • 玄関・廊下・洗面所のドアの幅と、曲がり角

測った数字をスマホにメモしておけば、店やメーカーのサイトで「設置条件」と照らし合わせられる。

ひかり

測った数字があると、店員さんにも聞きやすいよね

3つ目:迷ったら、その場で決めずに調べ直して後日買う

最後は、決め方の話だ。店で実物を見ると、その場で決めたくなる。

のぶ

僕は家電で迷ったら、その場で決めずに調べ直してる

僕はガジェットや家電を買うとき、店で実物を見てから、ネットで買うことが多い。迷って疲れたときは、その場で決めきらずに、あらためて調べてから後日買うようにしている。

高い家電ほど、その場で決めずに調べ直す時間を取りたい

迷ったときの決め方は、買い物で迷って疲れる話をまとめた記事に書いた。

ドラム式が向く人・縦型が向く人

ここまでの後悔と試し方を、最後に「どっちを選ぶか」に落とし込む。縦型とドラム式のどちらがいいかは、洗濯機の性能ではなく暮らしの形で決まる。

自分に当てはまるほうを、この章で言い切ってしまおう。

ドラム式が向く人

干す・取り込む時間を、はっきり減らしたい人はドラム式が向く。

ドラム式が向く人
  • 乾燥を、ほぼ毎回使うつもりがある
  • 干す場所がない、または少ない
  • 一人〜少人数の暮らしで、洗濯物の量が多すぎない
  • 汚れは汗じみや襟の汚れ(皮脂汚れ)が中心

とくに1つ目が大事だ。乾燥を毎回使うなら、手入れの手間も値段も「時間を買った代金」として納得しやすい。

みさき

乾燥を使う前提なら、高くても元は取れそうね

逆に、乾燥をあまり使わないなら、ドラム式の強みはほとんど残らない。

ドラム式を選ぶ理由は「乾燥を使うこと」。これが言えないなら、立ち止まっていい

縦型が向く人

次に当てはまる人は、縦型のほうが後悔しにくい。

縦型が向く人
  • 泥汚れが毎日のように出る(部活着・作業着など)
  • 乾燥はほとんど使わず、干すことに困っていない
  • 防水パンや洗面所が狭く、置き場所に余裕がない
  • 予算をできるだけ抑えたい

縦型にも乾燥機能付きの機種はあるので、「たまに乾燥も使いたい」くらいなら、縦型の中で探すのも手だ。

まさ

うちは泥汚れがないから、乾燥をどれだけ使うか次第か

どちらにも当てはまる人は、乾燥をどれだけ使うかで決めればいい。

乾燥を毎回使うならドラム式、ほとんど使わないなら縦型。迷ったら、まずこの1点で決める

まとめ:後悔は買う前に確かめられる

ドラム式洗濯機の後悔は、買ったあとに突然やってくるものではない。多くは、買う前に確かめられることだった。

最後に、この記事の要点と次の一歩をまとめておく。

後悔の5つと、買う前の試し方3つ

後悔の声は、次の5つに集まっていた。

後悔の5つ
  • 乾燥の仕上がりが合わず、結局干す
  • 乾燥フィルターなどの手入れが続かない
  • 泥汚れが落ちにくい
  • 置けない・運び込めない
  • 値段と、壊れたときの修理費

どれも機械が悪いのではなく、暮らしとのズレから出てくる。だから、買う前に次の3つで確かめておきたい。

次の一歩

僕もまだ、値段の前で止まっている側だ。それでも、コインランドリーで知った乾燥のふわふわは覚えている。

のぶ

欲しいけど、値段が高くてまだ買えない。それが今の僕

この記事では、後悔を防ぐための確かめ方を整理した。「高いのに欲しい」という迷いそのものとどう付き合うかは、noteのほうに書いている。

ここまでで、ドラム式で後悔しやすい場所と、買う前の確かめ方は見えたはずです。
では、「高くて買えない、でも欲しい」という迷いはどう扱えばいいのか。
そこは note にまとめました。
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